歌の壁にぶち当たる <その3>:返す言葉が無いほどのアドバイス



全日本こころの歌謡選手権大会

一次予選「落選」という

歌手人生はじめての挫折を味わった2016年初夏。


幸いなことに一次予選には二次締切がある。


だけど私は

更なる深みへとハマっていくのでした。笑


落選ハガキ


落選ハガキには

ご丁寧にも

審査員のコメントが書かれていた。


・上手ですね。あとは、どうすればもう少し聴く人に伝わるかの工夫ではないでしょうか?


「上手ですね」妙に無機質で心が無い。

伝わる歌にするための工夫って何だろう。


・しっかりと歌えているが、ドラマチックさに欠けるので、もう少し表情が欲しいです。


しっかり歌えているのに表情がないなんて。

それなら私よりボカロの方がマシじゃん。


どうすればいいの!?

どう歌えば上手く歌えるの!?

どう歌えば受かるのーーーッ!?


そう。


私は完全に

ひねくれていました。笑


ハガキには

こんな定型文も。


・残念ながら今回は応募者多数につきご希望に添うことが出来ませんでした。


いやいや、そうじゃない。

コメントを読めばわかる。


落ちた理由はまぎれも無く

私の歌の実力が足りないからだ。


大会実行委員の方々の優しさに

私は現実を突きつけられました。


出口のないトンネルへ


結果が届いてから数週間が過ぎたころ

作詞家H先生がお茶に連れ出してくれました。


落選した私を心配したH先生は

知り合いの音楽家の方に

私の不合格音源を聴いてもらって

アドバイスをもらってくれたのだ。


ありがたいことでしたが

H先生の表情から

厳しい内容だと想像がつく。。。


私は覚悟を決め

手渡された手紙に目を通しました。


全体的にそこそこ上手いし、どこへ行ってもいい線まではいくと思います。しかし、残念ながら、歌を伝える力が弱い。今のままでは中途半端に苦労するだけだと思います。それから歌が下手なのではなくて、いいもの、いい歌を聴き分ける耳、感受性が弱い。


・表現にコントラストがないため一本調子に聴こえる
・フレーズの終わりがだらしない


他にも沢山

書いてありました。orz


私がちびまる子ちゃんだったら

額にザッと線が入っていたでしょう。笑


返す言葉がない。


その後

H先生は優しく励ましてくれたけど

正直、ほとんど耳には入らなかった。


さいごに


私はこうやって

出口のない真っ暗なトンネルに迷い込みました。笑


さてさて。


私はこの後

どうなっていくのでしょう。。。


今日のホンネ


やーめたっ!

言えたらどれだけ楽だろう。


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