自分の気持ちよさ、歌い心地で
キーを決めていたことが発覚。
歌手としてどうなんだ。
初っ端からつまづいてしまった私でした。
全日本こころの歌謡選手権大会
1次予選の一次締切は刻一刻と近付きます。
レコーディングエンジニアのIさん
どーにもこーにもいかない私は
レコーディングエンジニアのIさんに助けを求めました。
もう何年もお世話になっているIさんは
私の歌をよく知っています。
そして何より
私はIさんの音楽的な感覚を信頼している。
事情を話すと
Iさんはすぐに時間を作ってくれた。
私はさっそくIさんのスタジオを訪ね
いくつかのキーで歌った音源を聴いてもらった。
どれも納得のいく歌ではなかったけど
私には時間が無かった。
どれを聴いても
Iさんの表情は変わらない。
コーヒーを飲みながら
いつものように雑談に入る。
「asariちゃん、耳だよ耳。」
笑顔で言うIさんの言葉が
ピシャリと私の胸を射抜いた。
そうか。
私はキーを選べないんじゃない。
良さを聞き分ける耳すらないんだ。
がーん...
傷口に塩。
射抜かれた胸がジリジリと痛みました。
一次予選(一次締切)
解決策も見つからぬまま
歌い続ける日々。
締切が迫ります。
最後の数日は
キーのことだけじゃなく
どう歌っていいのかすらも
わからなくなっていたように思う。汗
完全に
負のループでした。
悩みに悩んだ結果、
私は原曲キーから一つ(半音)下げるという
謎の結論に達し、笑
締切ギリギリに音源を送りました。
一ヶ月後。。。
私の手元に結果が届く。
落選、だ。
さいごに
今思えば
壁にぶつかってもなお
心のどこかでは「受かるだろう」という
自信があったように思います。
落選というハガキが届いて初めて
ポッキリと鼻が折れました。
歌手人生で
この時が初めての...挫折。
だけどまだ終わらない。
本当の挫折はこの後のことです。
今日のホンネ
挫折のない人生...
どっかで売ってませんかー。
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